お互いのデッキをかっとあんどしゃっほーしよう
2016年11月17日お久しぶりです。るいりおです。
いやー、コントロ論の2話を書いてる途中に電車に揺られ、
全選択→謎の文字入力
と言うALL抹消コンボ(後に残ったのは」ぽいという謎の文字列)を食らって以来絶望に打ちひしがれこの編集ページを見るのも嫌になってましたが、なんとか復帰。
つっても、書くのはコントロ論ではないって言う(ちゃんと書くよ)
今回は、シャッフルの話。
イカサマだ仕込みだなんだかんだと、地味に物議を醸し出すことのあるシャッフルの話。
まずそも、何のためにシャッフルするの?ってのは、もちろん引くカードにランダム性を持たせるためではある。
もっと言えば、引くカードが「無作為」になるようにする。
今回はこの「無作為」ってのがキーワードである。
この間mtg公認ジャッジをしている人のシャッフルの話を聞いたのだが、「無作為」と認められるシャッフルにはこんな決まりが厳密にあるらしい。
「2種類以上のシャッフル方法を組み合わせシャッフルを行なった場合」である。
これは意外や意外。気にしてなかったところではあるが、1種類のシャッフルを延々繰り返しただけでは、公式的には「無作為化」されたとは認められないらしいのだ
シャッフルにも様々な方法がある。一般的に行われている、
「カードの束の一部分を引き抜いて、上に乗せる」
ようなシャッフルは、ヒンズーシャッフルと呼ばれる。また、TCGをプレイしたことのある人ならよく見かけるだろう「◯山切り」と呼ばれるシャッフルはディールシャッフル、カードの束を2つに分け、互いを差し込むように束ねるシャッフルをファローシャッフルと呼ぶ。
よく見かけるところで言えばこんなところで、他にもいろんなシャッフルや別称などもあるので、気になったら改めて調べてみてほしい。
これらの様々なシャッフルを「最低2つ」以上は組み合わせてシャッフルを行わなければ「無作為化」されたとは言えない。
友人との対戦などのカジュアルな場面であればさほど気にする必要もないだろうが、下手ないざこざが起きる事を未然に防ぐためにも、せっかくだからシャッフルくらいはきちんとしよう。
そしてもう1つ。
変なトラブルを防ぐためにも、相手からカットを要求された場合は最低1回はファローをしておいた方がいい。と言う話。
その昔、私はファローシャッフルをされるのが好きではなかった。
と言うのも、ファローをされるとカードが寄るのだ。
ちょっと想像してみてほしい。
A、B、C、D、Eという五種類のカードが四束、合計20枚の山があるとしよう。
順番はABCDEABC…と続いている。これをちょうど10枚の束で分ける。
そしてそれをファロー(束Aの隙間に束Bを差し込む)する。すると結果はどうなるか。
出来上がった山はAABBCCDDEEAABB…とならないだろうか?
さらにこれを10枚の束にわけ同じくファローする。すると今度は
AAAABBBBCCCC…となる。イメージできただろうか。
私はこれが嫌いだった。どんなに上手い事カードをばらけさせても、ファローされると寄ってきてしまう。
と言う考えそのものが圧倒的なまでの間違いであったことに気づいたのは、割と最近の事だ。
ふとある時に思った。
(そもそも均一に引こうと言うのがおかしいのでは?)
いや当たり前だろ、と思うかもしれないが、ちょっとよく考えてみてほしい。
TCGで遊んでいて1ゲームが終わった時、盤面等に見えている性質の似通ったカード(あるいは同じカード)を、均等にデッキに差し込んだりしていないだろうか?あまつさえ、そのままヒンズーシャッフルを軽く済ませて次のゲームに臨んだりしていないだろうか?
私はそうだった。当然ながらその状態でファローシャッフルをすれば前述の通りカードが寄る。せっかく散らしたのに…と思えなくもない。だから嫌いだったのだ。しかし、それは誤りだ。均一なドローができるようにすることが、デッキをシャッフルすると言うことではない。
さて、先ほど(当たり前だろ?)と頭に浮かんだ人は考えてみてほしい。知らず知らずのうちに今話したような「簡易なドロー操作」をしていないだろうか?
自分のドローするデッキとは「無作為」でなければならない。それは、ある程度散っているのか、はたまた寄っているのか。回るのか、事故るのか。
誰も、わからない。そうでなければならない。
ファローシャッフルと言うのはその性質上、寄ったカードは散り散ったカードは寄る。先ほどのようなある程度ドローを均一化する「簡易なドロー操作」に近しいものをしたデッキに対しファローをすると、十中八九事故る。ソースは私だ。
カジュアルな場面ならそう神経質になるほどでもないが、大会などのシーンでもしこのような細工が施され、事故ることなく回り負けてしまう、なんてことは嫌だろう。
だからこそ、そんな小細工をさっと解決できるファローシャッフルは相手のデッキに1回はしておいた方がいいよ。って事だ。
ちなみに私は毎ゲームが終わるたびにディール→軽くヒンズー→ファローと、たとえカジュアルであっても割と念入りにカットしている。
代わりに、均一にデッキに戻すとかの行為はせずに、終わったらさっと畳んでシャッフルをするようにしている。あまり長すぎるのもいいことではない。
互いのデッキをカットするのは、お互いがそのゲームの結果について未練を残さないようにするためだ。相手のキーカードが底に眠るように念入りにカットしよう。
※ちなみに。
◯山切りと呼ばれるディールシャッフルだが、これは時間がかかってしまうためMTGのルールでは「一回のシャッフル機会につき一度まで」と定められている。過剰にやりすぎるのも良くないのだ。
いやー、コントロ論の2話を書いてる途中に電車に揺られ、
全選択→謎の文字入力
と言うALL抹消コンボ(後に残ったのは」ぽいという謎の文字列)を食らって以来絶望に打ちひしがれこの編集ページを見るのも嫌になってましたが、なんとか復帰。
つっても、書くのはコントロ論ではないって言う(ちゃんと書くよ)
今回は、シャッフルの話。
イカサマだ仕込みだなんだかんだと、地味に物議を醸し出すことのあるシャッフルの話。
まずそも、何のためにシャッフルするの?ってのは、もちろん引くカードにランダム性を持たせるためではある。
もっと言えば、引くカードが「無作為」になるようにする。
今回はこの「無作為」ってのがキーワードである。
この間mtg公認ジャッジをしている人のシャッフルの話を聞いたのだが、「無作為」と認められるシャッフルにはこんな決まりが厳密にあるらしい。
「2種類以上のシャッフル方法を組み合わせシャッフルを行なった場合」である。
これは意外や意外。気にしてなかったところではあるが、1種類のシャッフルを延々繰り返しただけでは、公式的には「無作為化」されたとは認められないらしいのだ
シャッフルにも様々な方法がある。一般的に行われている、
「カードの束の一部分を引き抜いて、上に乗せる」
ようなシャッフルは、ヒンズーシャッフルと呼ばれる。また、TCGをプレイしたことのある人ならよく見かけるだろう「◯山切り」と呼ばれるシャッフルはディールシャッフル、カードの束を2つに分け、互いを差し込むように束ねるシャッフルをファローシャッフルと呼ぶ。
よく見かけるところで言えばこんなところで、他にもいろんなシャッフルや別称などもあるので、気になったら改めて調べてみてほしい。
これらの様々なシャッフルを「最低2つ」以上は組み合わせてシャッフルを行わなければ「無作為化」されたとは言えない。
友人との対戦などのカジュアルな場面であればさほど気にする必要もないだろうが、下手ないざこざが起きる事を未然に防ぐためにも、せっかくだからシャッフルくらいはきちんとしよう。
そしてもう1つ。
変なトラブルを防ぐためにも、相手からカットを要求された場合は最低1回はファローをしておいた方がいい。と言う話。
その昔、私はファローシャッフルをされるのが好きではなかった。
と言うのも、ファローをされるとカードが寄るのだ。
ちょっと想像してみてほしい。
A、B、C、D、Eという五種類のカードが四束、合計20枚の山があるとしよう。
順番はABCDEABC…と続いている。これをちょうど10枚の束で分ける。
そしてそれをファロー(束Aの隙間に束Bを差し込む)する。すると結果はどうなるか。
出来上がった山はAABBCCDDEEAABB…とならないだろうか?
さらにこれを10枚の束にわけ同じくファローする。すると今度は
AAAABBBBCCCC…となる。イメージできただろうか。
私はこれが嫌いだった。どんなに上手い事カードをばらけさせても、ファローされると寄ってきてしまう。
と言う考えそのものが圧倒的なまでの間違いであったことに気づいたのは、割と最近の事だ。
ふとある時に思った。
(そもそも均一に引こうと言うのがおかしいのでは?)
いや当たり前だろ、と思うかもしれないが、ちょっとよく考えてみてほしい。
TCGで遊んでいて1ゲームが終わった時、盤面等に見えている性質の似通ったカード(あるいは同じカード)を、均等にデッキに差し込んだりしていないだろうか?あまつさえ、そのままヒンズーシャッフルを軽く済ませて次のゲームに臨んだりしていないだろうか?
私はそうだった。当然ながらその状態でファローシャッフルをすれば前述の通りカードが寄る。せっかく散らしたのに…と思えなくもない。だから嫌いだったのだ。しかし、それは誤りだ。均一なドローができるようにすることが、デッキをシャッフルすると言うことではない。
さて、先ほど(当たり前だろ?)と頭に浮かんだ人は考えてみてほしい。知らず知らずのうちに今話したような「簡易なドロー操作」をしていないだろうか?
自分のドローするデッキとは「無作為」でなければならない。それは、ある程度散っているのか、はたまた寄っているのか。回るのか、事故るのか。
誰も、わからない。そうでなければならない。
ファローシャッフルと言うのはその性質上、寄ったカードは散り散ったカードは寄る。先ほどのようなある程度ドローを均一化する「簡易なドロー操作」に近しいものをしたデッキに対しファローをすると、十中八九事故る。ソースは私だ。
カジュアルな場面ならそう神経質になるほどでもないが、大会などのシーンでもしこのような細工が施され、事故ることなく回り負けてしまう、なんてことは嫌だろう。
だからこそ、そんな小細工をさっと解決できるファローシャッフルは相手のデッキに1回はしておいた方がいいよ。って事だ。
ちなみに私は毎ゲームが終わるたびにディール→軽くヒンズー→ファローと、たとえカジュアルであっても割と念入りにカットしている。
代わりに、均一にデッキに戻すとかの行為はせずに、終わったらさっと畳んでシャッフルをするようにしている。あまり長すぎるのもいいことではない。
互いのデッキをカットするのは、お互いがそのゲームの結果について未練を残さないようにするためだ。相手のキーカードが底に眠るように念入りにカットしよう。
※ちなみに。
◯山切りと呼ばれるディールシャッフルだが、これは時間がかかってしまうためMTGのルールでは「一回のシャッフル機会につき一度まで」と定められている。過剰にやりすぎるのも良くないのだ。
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